札幌市中央区南1条西7丁目で解体工事が始まった旧細川ビル跡に穴吹興産(本社・高松市)が「アルファベッドイン札幌大通公園」(仮称)を建設する。解体工事終了後、11月初旬に着工する予定。(写真は、仮称「アルファベッドイン札幌大通公園」の建設予定地)

 穴吹興産はグループ会社のあなぶきスペースシェア(同・同)で住宅宿泊事業や簡易宿所の開発、運営、管理を行っている。ホテルや旅館、民泊とは違った宿泊施設を提供し、香川や広島、福岡に拠点を有している。 
今回、札幌にも拠点を設置することにしたもので、旧細川ビルの跡地約63坪(208・67㎡)のうち約38坪(125・55㎡)を使って鉄筋コンクリート造の9階建てを1棟建設する。部屋数は26戸を予定、延べ床面積は約377坪(1245・66㎡)、建物の高さは31・15m。建築主は、穴吹興産、設計、監理はファウンド(札幌市西区)、施工は未定。

 旧細川ビルの東隣は時間貸し駐車場として利用されてきたが、解体工事に伴い閉鎖された。さらに東側にあった8階建ての「フリーストア・パル」ビルは先行して解体され、新明和工業(本社・宝塚市)の時間貸し駐車場「パークネット24札幌南1西7第2」として利用が始まった。これら3つの土地が一体になれば比較的大規模な再開発が可能になると想定されたが、穴吹興産は単独でホテル建設を進める。


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