飲食店ビルやオフィスビル、賃貸マンションなどを所有運営している桂和商事（本社・札幌市中央区）は、27日付で札幌市中央区大通西17丁目１番地27の「札幌メディケアセンタービル」を取得した。
（写真は、桂和商事が取得した「札幌メディケアセンタービル」）
「札幌メディケアセンタービル」は、医薬品卸大手のスズケン（本社・名古屋市東区）のグループ会社、札幌メディケアセンターが所有するビル。地下鉄西18丁目駅に直結しており、敷地面積約４１７坪（１３７９㎡）、４階建て延べ床面積約１２４０坪（４０９２・87㎡）で２００４年６月に竣工した。
社会医療法人禎心会の「セントラルＣＩクリニック」、「大通じんぼ皮膚科」、「しんたに内科消化器内科」など７軒のクリニックが入居している。
同ビルは今秋、売却に向けた入札を実施。数社が参加して桂和商事が取得した。売買金額は非公表だが、18億円以上とみられる。
桂和商事は、飲食店ビル事業を出発点に、現在はオフィスビルや賃貸マンション、駐車場など55ヵ所の不動産賃貸を行っている。今年12月で設立55周年を迎えたが、今回が初めてのメディカルビル取得になり、今後は同分野も加えた総合不動産企業として成長を目指す。
