イオン北海道が「手造りポギキムチ」、食品商品開発部の独自開発が加速

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 イオン北海道(本社・札幌市白石区)は、同社の食品商品開発部が開発した「手造りポギキムチ」を6月1日から「イオン」、「マックスバリュ」など道内106店舗で販売を開始した。(写真は、イオン北海道が販売を始めた「手造りポギキムチ」)

「ポギキムチ」とは、「株漬けのキムチ」という意味で、白菜の葉、一枚一枚にヤンニョム(キムチのたれ)を丁寧に挟み込むために手間がかかる。しかし、ゆっくりと熟成するため、野菜が持つ甘みと旨みを味わうことができ、ばら漬けのキムチとはひと味違う美味しさになる。

 イオン北海道の食品商品開発部は、この美味しさを買い物客に届けるため、4種類の唐辛子をベースにガーリックチップと「三笠の鶏醤」(三笠市内の食鳥処理場で処理された新鮮で安全な鶏もつを主原料に、無添加、非加熱で作られた発酵風調味料)で、旨みと深いコクを凝縮したヤンニャムを使って最良の味付けに仕上げた。開発までに4ヵ月以上を要した。

「至上の極み 手造りポギキムチ」(商品名)は、しっかりとした辛さが楽しめ、食べやすいようにカットしている。ご飯のおかず、おつまみにも最適。容器は、生分解性プラスチックエコトレーを使用。内容量200g、本体価格298円(8%税込み321・84円)。

 同社の食品商品開発部は、昨年3月に旧マックスバリュ北海道と経営統合した際に新設した部署。「統合によるスケールメリットとシナジーを生かした自社開発商品の拡充を図るのが目的で、20年度は年間約760品目を開発、約40億円の売り上げ押し上げ効果があった」(広報)としている。

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