アークス(本社・札幌市中央区)の2027年2月期中間決算(2026年3月1日~同年8月31日)は、売上高3186億8500万円、営業利益77億6600万円、経常利益85億1700万円、純利益53億7500万円となり、前年中間期比1・6%の増収、2・7%の営業減益、2・7%の経常減益、5・9%の純利益減だった。売上高は中間期では過去最高だったが、粗利率が24・9%と前年中間期より0・1ポイント減少、利益減に繋がった。
(写真は、アークスの中間期決算発表会見)
2026年10月13日、札幌市中央区のライフォート札幌で行われた決算発表会見で、アークスの古川公一副会長・CFOは、「厳しい事業環境だったが、何とか踏ん張ることができた」と話した。客数は前年中間期比99・4%、客単価は同102・0%、一点単価は同102・9%、一人当たり買上点数は同99・2%だった。客数は、第1四半期が前年をクリアしていたが、第2四半期は6月97・4%、7月97・6%、8月98・9%といずれも前年を割った。「6月は、日曜日が前年より1日少ない日取りの影響もあったが、第2四半期の中で唯一、既存店売上高が前年を割り込み98・7%になった。6月、7月で明らかに消費行動の潮目が変わった」(古川氏)。
粗利率は0・1ポイント低下したものの、販売費および一般管理費比率(販管費率)は22・4%と前年と同じだったため、利益面は微減にとどまった。部門別粗利率を見ると、コメは前年の反動減で粗利率は2・3ポイント減、コメを除くグロサリー食品(加工食品)は0・3ポイント減、玉子は2・2ポイントのプラス、青果、水産、食肉、デリカ、ベーカリーの生鮮食品はプラスマイナスゼロだった。「生鮮食品は、差別化が最大のポイント。この部門の粗利率が下がらなかったのが、我々の強み」(古川氏)。
グループの個別業績では、ラルズ(本社・札幌市中央区)が増収増益となり、営業利益は前年中間期比110・6%、純利益も110・5%になった。一方、オータニ(同・栃木県宇都宮市)は引き続き赤字を脱し切れていない。なお、新店投資計画のうちラルズが予定している苫小牧市内の物件は、来期に後ずれする可能性がある。

































