2024年7月末に閉店した「業務スーパー岩見沢店」(岩見沢市5条東6丁目3-38)が、低価格スーパー「DZマート岩見沢5条店」に切り替わって、2025年4月25日(金)にオープンする。「DZマート」は、2024年4月26日に「岩見沢大和店」(大和2条8丁目1-3)を居抜き出店しており、岩見沢市内で2店舗体制を築く。(写真は、旧「業務スーパー岩見沢店」)
「業務スーパー岩見沢店」は、ケヒコ(本社・横浜市中区)が、神戸物産(同・加古川市)のFC(フランチャイズ)店舗として営業していた店舗。ケヒコの自己破産によって、昨年7月末から「岩見沢店」を含めて、道内7店舗が休業に入った。いずれも、賃貸物件だったが、そのうち3店舗(室蘭店、すすきの狸小路店、滝川店)は、同じ「業務スーパー」をFC展開をしている良知経営(同・川崎市宮前区)が運営に乗り出すことを決め、2025年3月13日に「室蘭店」を再開。他の2店舗も順次開店する。
残り4店舗は、先行きが見えなかったが、このほど「岩見沢店」が店舗ブランドをスイッチ、「DZマート」としての運営再開が決まった。「DZマート」は、ダイゼン(同・上川郡鷹栖町)が展開している低価格スーパーで、旭川市内や道北、道東、空知で計30店舗を展開している。
ダイゼンが「業務スーパー岩見沢店」跡に居抜き出店することを決めたのは、岩見沢市とその周辺での需要が見込めると判断したため。店舗所有者のアルファコート(同・札幌市中央区)から賃借して運営する。店舗面積は約127坪(420・62㎡)。
ダイゼンの海野正行・常務営業本部長は、「1年前に岩見沢市に出店して、この地域での認知度も高まってきた。当社は、低価格の清涼飲料水を中心にグロサリー食品などを展開しており、地域のニーズに対応できるとして2店舗目の出店を決めた」と話す。「DZマート岩見沢5条店」は、既設の「ツルハドラッグ岩見沢5条店」とコラボを組むことになる。初年度売上高3億円5000万円、次年度以降は、4億円超えを目指す。
※2025年3月22日、読者の指摘により記事一部修正しました。業務スーパー岩見沢店の住所:5条東3-36→3-38