イオン北海道(本社・札幌市白石区)は、2023年11月22日(水)9時に「イオン南平岸店」(札幌市豊平区平岸3条13丁目6-1)をオープンさせる。「マックスバリュ平岸店」の建て替え新店で、同社が展開する750坪級のスーパーマーケットで、初めて「イオン」の名を冠した戦略店舗。イオン大型店のコンテンツをスーパーに融合させた、新たなMD(販売政策)を取り入れる。(写真は、「イオン南平岸店」の店舗外観)
新店舗は、地下鉄南北線「南平岸駅」西側に隣接している。ここには、1976年10月にイオン北海道の前々身の一社である、札幌フードセンターがオープンさせた「札幌フードセンター平岸店」があった。2000年10月に札幌フードセンターと北海道ジャスコが合併して、マックスバリュ北海道が誕生、2005年に店舗名を「マックスバリュ平岸店」に改称した。マックスバリュ北海道は、2020年3月にイオン北海道と統合。それから2年後の2022年8月末で、同店は建て替えのため閉店した。
建て替え新店舗は、当初は「マックスバリュ」の業態を想定していたが、地理的特性や競合環境などを鑑み、差別化を打ち出すため「イオン」の名を冠することになった。売り場規模750坪級は、昨年11月にオープンさせた「マックスバリュ音更店」(河東郡音更町)とほぼ同じ。
「音更店」は、通常の「マックスバリュ」店舗よりも売り場面積が100坪以上広いため、これまで展開できなかったヘルス&ビューティーケア(H&BC)の売り場展開を取り入れている。H&BCは、イオン大型店の強みであり、そのカテゴリーを導入した「音更店」は、「マックスバリュ」業態の発展系となった。
今回は、「音更店」のMDを札幌版に切り替え、コンセプトを「なんぴら エッセンシャル BASE」にした「イオン」のスーパー業態になる。これまで「マックスバリュ」で培ってきた、食の強みとイオン大型店で蓄積してきたH&BCの強みを融合させ、競合店との差別化を図る。
■「イオン南平岸店」…通常営業時間7時~25時(翌1時)、従業員数約120人、売り場面積約787坪(約2600㎡)、駐車台数約30台(駐輪場約60台)。
※2023年11月4日記事一部修正しました。