東急不動産(本社・東京都渋谷区)や竹中工務店(同・大阪市中央区)などが、札幌市中央区ススキノラフィラ跡地で建設中の複合施設の名称が「COCONO SUSUKINO(ココノススキノ)」に決まり、地下2階のスーパーマーケットに「ダイイチ」が出店することになった。ダイイチの商業施設内出店は初めて。「COCONO SUSUKINO」のオープンに合わせて2023年秋に開店する。(画像は「COCONO SUSUKINO」外観イメージ=ススキノ交差点北東側から)

 複合新施設は、地権者のイトーヨーカ堂(本社・東京都千代田区)も建築主であることや、旧「ラフィラ」地下1階~2階に「イトーヨーカドーすすきの店」が入っていた経緯があり、当初から「イトーヨーカドー」が入るとみられていた。しかし、イトーヨーカ堂は食を中心としたスーパーとして首都圏を強化する方針のため、最終的にイトーヨーカ堂と資本・業務提携をしているダイイチ(同・帯広市)が出店することになった。

 ダイイチによると、昨年後半から出店の提案があり最終的に出店を決めたとしている。売り場面積は約600坪。ダイイチは今年が創立65周年の節目に当たる。「札幌の中心部に出店して、十勝の食材の魅力を発信、お客さまのニーズに応えると共にダイイチブランドの価値向上を図りたい」(広報)と話している。

 ススキノ地区の本格的なスーパーマーケットになるため、ススキノ繁華街の需要にも対応、オリジナル商品の「毎日手造りおはぎ」、セブン&アイ・グループのプライベートブランド「セブンプレミアム」「セブンゴールド」も扱い、上質と値ごろ感の商品を提供していく。ダイイチの新店舗は、2021年11月の「平岸店」(札幌市豊平区)に次ぐもので、札幌圏で7店舗目。


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