ススキノに劇的進化をもたらす複合商業施設「COCONO SUSUKINO(ココノススキノ)」が、きょう2023年11月30日11時にオープンする。松坂屋時代から市民の心を捉えてきた地に誕生する新しい施設は、ススキノのイメージを一新するとともに、JR札幌駅南口に奪われていた人の流れを反転させるきっかけとなりそう。ススキノ新時代が幕を開ける。※動画はこちらの画像↓をクリックしてご覧ください。

(写真は、2023年11月30日にオープンする「COCONO SUSUKINO」)

 上層階から下層階まで、見どころ満載である。道産材を使った家具やすすきをイメージした照明などが特徴的なホテル、北海道初導入のドルビーシネマを含め新たな映像体験ができる10スクリーン、全1732席のシネマコンプレックス、食の集積「COCONO FOODHALL」「COCONO横丁」、「アインズ&トルペ」などコスメドラッグやアクセサリー、雑貨、日用品のフロア、スーパーマーケットのダイイチ、どんぐりなどが入る「COCONO MARCHE」ーーまさに施設コンセプト通りの「一日中過ごす場」を実感する。アパレル関連が少なく、ホテル、シネコン以外は食と物販がテナントの中心になっている。

(写真は、7階「SAPPORO STREAM HOTEL」のレストラン)
(写真は、地下1階の「どんぐり」)

 広場も多彩に用意されている。ススキノ交差点が望める屋外広場「COCONO TERRACE(ココノテラス)」、市電やバスの屋内型待合スペース、地下鉄「すすきの」駅に直結するエントランスの待ち合わせスポット。また、メディアの垣根を超えた「地域共創型ラジオスタジオ」もある。外壁には、北海道最大のビルボード(北面・東面合計約650㎡)と北海道最大のデジタルサイネージ(約230㎡)も設置されている。

(写真は、地下2階の「ダイイチすすきの店」)

 松坂屋からヨークマツザカヤ、ロビンソン、ラフィラと変化してきた施設は、建て替えにより、「COCONO SUSUKINO」に進化した。地下からの動線は旧施設のイメージを踏襲、新しさの中に懐かしさを感じる市民も多いだろう。
 駅前通から国道36号へと市電がカーブする先に落ち着いた色合いの「COCONO SUSUKINO」がそそり立つ。裏手には雑然としたススキノの繁華街が広がる。新旧ススキノの顔が交錯する場は、夜と昼のススキノが交じり合う場となりそうだ。
(写真は、ライラック通りから見た「COCONO SUSUKINO」)


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