コープさっぽろ（本部・札幌市西区）は、大和リース（同・大阪市中央区）が、札幌市厚別区の新さっぽろで建設中の商業施設「BiVi（ビビ）新さっぽろ」の核テナントとして入る予定だ。コープさっぽろが、商業施設内でインショップ展開するのは初めて。オープンは、2023年11月上旬が予定されている。
（写真は、建設が進んでいる「BiVi新さっぽろ」）
新さっぽろ駅周辺にあった市営住宅跡約1万6878坪（約5万5700㎡）の開発は、2018年12月から大和ハウス工業（本社・大阪市北区）が中心になって進められている。既にG街区では、札幌学院大学や滋恵学園（2023年5月2日修正）札幌看護医療専門学校が2021年4月に開校、駅北側のI街区でも医療施設4棟が2022年7月以降、順次開業している。今後は、2023年5月に分譲マンション「プレミストタワー新さっぽろ」、同年7月にホテル「ラ・ジェント・ステイ新さっぽろ」、同年11月に商業施設「BiVi新さっぽろ」が開業予定。
「BiVi新さっぽろ」は、大和リースが建設しており、地下2階、地上6階建て、建築面積約1501坪（約4956㎡）、延べ床面積約6186坪（約2万415㎡）。地下2階はJR連絡通路で地下1階は受水槽など、1階が店舗、2階は駐輪場、機械室、3階から5階が店舗、6階は機械室。小売店舗は、1階（専用面積約639坪＝2111㎡）、3階（同121坪＝401㎡）、4階（同約806坪＝2663㎡）、5階（同約905坪＝2987㎡）で、3階には飲食店（同約236坪＝780㎡）も入る。
コープさっぽろは1階の核テナントで、店舗面積は約350坪（1155㎡）になる予定。投資額は約4億円。コープさっぽろは、厚別区に「厚別東店」を展開していたが30年ほど前に閉店、現在は「ひばりが丘店」（厚別南1丁目9-1、店舗面積約202坪＝669㎡）の1店舗。新さっぽろ駅周辺には、「イオン新さっぽろ店」のほか「ホクノー新札幌店」、「卸売スーパー新さっぽろ店」などが集積している。スーパーマーケットの駅チカ商戦が激化しそうだ。
