JR札幌駅の売店「キヨスク」が、3月末までに3店舗閉店して2店舗に減少する。現在、8店舗ある北海道の「キヨスク」は、これによって5店舗に減少、国鉄時代から続いた駅の売店「キヨスク」は、正に「絶滅危惧」状態にある。(写真は、札幌駅東改札口の前にある「キヨスク札幌東コンコース中央店」)
「キヨスク」の故事来歴は、後日に譲るとして、この稿ではJR北海道フレッシュキヨスク(本社・札幌市中央区)のニュースリリースから引用する。それによると、同社は、昨日3月22日18時にJR札幌駅にある「キヨスク札幌ラッチ西店」(改札内店舗)を閉店、3月27日(月)18時に「キヨスク札幌西コンコース北店」(改札外店舗)、翌28日(火)18時に「キヨスク札幌東コンコース中央店」(改札外店舗)を閉店する。
JR札幌駅の「キヨスク」は、国鉄時代の札幌駅からあったが、現在の店舗は駅が高架になった1988年から営業を始めた。以来、35年間にわたって、小さいながらも駅には不可欠の施設として利用されてきた。しかし、商業環境や消費環境の変化によって、遂に退場を余儀なくされた。
これによって札幌駅には「キヨスク」2店舗となるが、JR北海道フレッシュキヨスクは、「業態転換のために閉店することにした。さまざまな業態を検討しており、現在は未定だが、できるだけ早くオープンしてお客さまのサービス向上を目指したい」と話している。
なお、道内の「キヨスク」は、札幌駅の「札幌ラッチ東店」、「札幌ラッチ中店」のほか、新札幌駅の「新札幌店」、新函館北斗駅の「新函館北斗ラッチ店」、「新函館北斗ホーム店」の5店舗になる。