JR北海道フレッシュキヨスク(本社・札幌市中央区)は、閉店した「キヨスク」跡を利用して、「恵庭駅」と「北広島駅」の構内に「セブーイレブン」を2月下旬(恵庭駅)と3月上旬(北広島駅)にオープンさせる。これにより、同社が運営する「セブンーイレブン」店舗は28店舗になる。(写真は、JR北海道フレッシュキヨスクが運営する「セブン―イレブン北海道ST JR白石駅店」)

 JR北海道フレッシュキヨスク(旧北海道キヨスク)は、2010年10月にセブンーイレブン・ジャパン(本社・東京都千代田区)と業務提携、駅構内にある「キヨスク」などを「セブンーイレブン」に転換してきた。現在、JR北海道フレッシュキヨスクが展開する「セブンーイレブン」店舗は、札幌市営地下鉄の駅構内やJR北海道の駅構内を中心に26店舗。

 今回、オープンする「北海道ST恵庭店」と「北海道ST北広島店」も「キヨスク」店舗からの転換。そのうち「キヨスク北広島店」は、北海道ボールパークの開業に伴う駅改修工事のため、2020年8月末で閉店しており、1年と7ヵ月ぶりに店舗が復活する。

 道内の「キヨスク」は、ピーク時の1990年には310店舗あったが、年々減少。現在は、札幌駅構内の5店舗、新函館北斗駅構内の2店舗のほか新札幌駅、南千歳駅の4駅・9店舗しか残っていない。北海道の主要ターミナルの「札幌駅」と「新函館北斗駅」に残る「キヨスク」は、今や旅情をかきたてる貴重な存在になっている。



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