札幌駅南口の商業環境が大きく変わる。再開発で「エスタ」が2023年8月31日(木)で閉店、「東急百貨店札幌店」には、「エスタ」に入っていた「ビックカメラ」が新しく入るなど装いを新たにする。(写真は、8月31日に閉館する「エスタ」)
(写真は、「ビックカメラ」などが新たに入る「東急百貨店札幌店」)

 JR北海道(本社・札幌市中央区)の子会社、札幌駅総合開発(同・同)が運営する「エスタ」は、北5西1・北5西2地区第一種市街地再開発事業の工事着手に伴い、2023年8月31日で閉店する。また、バスターミナルは同年9月30日に閉鎖する。この「エスタ」閉店とほぼ同時に、「東急百貨店札幌店」が大きく生まれ変わる。東急百貨店(本社・東京都渋谷区)は、独自の多事業化ビジネスモデルである「融合型リテーラー」を進めているが、その一環として、「札幌店」の改装を段階的に実施している。

 既に、1階から4階は2023年2月より段階的に工事を行っており、売り場の再編集を行って4月から順次オープンする。5階、6階、7階は4月24日(月)からクローズ、9階は4月28日(金)からクローズして改装工事を行う。5階と6階には「エスタ」から「ビックカメラ」が移転、7階には大型物販店、9階には「バンダイナムコアミューズメント」が同じく「エスタ」から移転してくる。また、8階には「ハンズ札幌店」が従来から入っており、5階から9階までは集客力の高い大型専門店を複数揃うことになる。これによって、地域のお客がさらに日常の生活を楽しめるようになる。

「東急百貨店札幌店」は、2023年10月5日に開店50周年を迎える。それを機に装いを新たにすることで、より地域に密着した商業施設を目指していく。



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