北海道から「DCMホーマック」の店舗名消滅へ、「DCM」に順次切り替え

流通

 北海道でも「DCM」の新しい店舗ロゴマークを採用したホームセンターが登場してきた。これまで道民に馴染んでいた「DCM Homac(ホーマック)」の店舗看板やサインは、今後2年間ですべてこの「DCM」に切り替わる。(写真は、看板が「DCM」に切り替わった「DCMホーマック恵庭店」。店舗名も「DCM恵庭店」に切り替わる)
(写真は、現在の「DCM Homac」のロゴを使った店舗)

 会社名と店舗名は表裏一体のもの。知名度や親しみやすさ、人材募集などの面から流通業界では社名と店舗名が同じケースが圧倒的に多い。道民に親しまれている「ホーマック」(Homac=Home Amenity Centerの略)の運営会社は現在、DCM(本社・東京都品川区)。このDCMは、2006年に北海道本拠のホーマック、中部本拠のカーマ、四国本拠のダイキが共同持ち株会社DCM Japanホールディングスを設立したことに始まる。DCMとは「Do Create Mystyle」から来ている。2010年に共同持ち株会社はDCMホールディングスに社名変更、2015年にはホーマックなど傘下の各事業会社はDCMの冠を付け、DCMホーマックなどに社名変更した。さらに、2021年にはDCMホーマックなど事業会社が合併してDCMが誕生、その時点でDCMホーマックなど事業会社は消滅している。DCMは共同持ち株会社のDCMホールディングスの事業子会社という立場には変わりがない。

 そのDCMが展開する店舗の名称は現在、「DCM Homac」や「DCM Kahma(カーマ)」、「DCM DAIKI(ダイキ)」などだが、今年3月から全国約510店舗の店舗名を順次「DCM」に変更するとともに新しい店舗ロゴマークに一新する取り組みを始めている。その流れで、道民に親しまれてきた「ホーマック」の店舗名とロゴマークも変わり始めている。

「ホーマック」という店舗名は、旧石黒商店時代の1976年に店舗名を「石黒ホーマ」に変更したことに源流がある。その後、1987年に社名を店舗名に合わせて石黒ホーマにしている。1995年には、社名と店舗名をホーマックに変更、その後は前述の通り2015年に社名と店舗名をDCMホーマックに変えた。このように北海道で、「石黒ホーマ」、「ホーマック」、「DCMホーマック」と繋いできた店舗名は、「石黒ホーマ」誕生から46年目の今年から順次「DCM」に切り替わっていく。

関連記事

SUPPORTER

SUPPORTER