大和リースの都市型商業施設「BiVi新さっぽろ」、生鮮・惣菜のマルシェなど展開

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 大和ハウス工業(本社・大阪市北区)など6者が、札幌市厚別区の「市営住宅下野幌団地」跡地で進めている「新さっぽろ駅周辺地区大規模複合開発」。駅北側I街区の主要施設の一つである商業施設「BiVi新さっぽろ」(札幌市厚別区厚別中央1条6丁目493-64ほか)の概要が、明らかになった。(写真は、「BiVi新さっぽろ」の建設工事現場)

 店舗設置者の大和リース(本社・大阪市中央区)が北海道地域商業活性化に関する条例の規定により、特定小売事業施設の新設届け出を道に行った。それによると、建設場所は、以前に立体駐車場があった場所で「ホクノースーパー新札幌店」が入る7階建てホクノー新札幌ビルの隣接地。商業施設の業態は、大和リースが仙台駅東口駅やつくば駅など全国11ヵ所で展開している駅チカの都市型商業施設「BiVi」で、北海道には初登場となる。

 敷地面積は約3255坪(1万743・24㎡)、店舗面積は約2213坪(7303㎡)、建物の延べ床面積は約6253坪(2万637㎡)。店舗は1階と2階になりそうで、生鮮3品や惣菜、日配品などを扱うマルシェと専門店で構成する。2階には飲食店も入る予定で、飲食フロアの面積は約332坪(1098㎡)。集客予定区域は札幌市の一部、江別市の一部、北広島市の一部で1日当たりの集客予定数は約6500人。来店範囲は半径4㎞としている。

 既に建物の建設が進んでいる。設計、監理はドーコン(本社・札幌市厚別区)、施工は大成・宮坂共同企業体。工期は2022年1月17日から2023年11月29日。今後の予定は、2022年7月1日に大規模小売店舗立地法に基づく新設届け出を行い、営業開始は2023年11月を予定している。

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