ツルハホールディングス(HD、本社・札幌市東区)の2022年5月期上期(2021年5月16日~2021年11月15日)は、売上高4625億1200万円、営業利益227億900万円、純利益127億3900万円となり、前年上期比2・0%の増収、18・9%の営業減益、23・2%の純利益減になった。かぜ薬をはじめ季節品の不振が想定以上で、既存店売上高が前年上期比1・0%減となったが、新規出店70店舗で全店売上高は伸びた。(写真は、12月16日にオープンした「Can★Do」併設の「ツルハドラッグ八軒4条店」)

 昨年5月にツルハHD入りしたドラッグイレブン(本社・福岡県大野城市)を除く旧基準ベースでの商品群別の売上高は、日用雑貨が1266億2700万円(前期比100・3%)、食品が1125億7900万円(同108・1%)、医薬品が957億3100万円(同105・7%)、化粧品が624億800万円(同99・7%)だった。食品は、巣ごもり需要が一巡したが、増収が続き、医薬品は解熱鎮痛剤の需要が伸びたが、かぜ薬、ドリンク剤は前年割れだった。化粧品は、季節品の不振で売り上げが鈍化したものの、粗利率(売り上げ総利益率)は34・0%と前年より0・7ポイント増加した。

 店舗展開では、上期中に70店舗の新規出店と31店舗の閉店を実施、グループ店舗数は直営店で前年上期より39店舗増の2459店舗になった。北海道では、9店舗出店、7店舗閉店により純増2店舗となり上期末416店舗(うち調剤薬局106店舗)になった。
下期は、新規出店88店舗、閉店17店舗で2022年5月期末店舗数は2530店舗を計画。北海道は、新規出店8店舗、閉店3店舗で期末店舗数は419店舗になる見込み。通期は、売上高9560億円、営業利益512億円、純利益282億8000万円で、2021年5月期比4・0%の増収、5・8%の営業増益、7・6%の純利益増を予想している。



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