北海道に本社を置く株式上場スーパー4社の2021年8月売上高前年比は、既存店でアークス(本社・札幌市中央区)とイオン北海道(同・同市白石区)が前年割れ、ダイイチ(同・帯広市)が前年超え、北雄ラッキー(同・札幌市手稲区)が前年同水準になった。(写真は、苫小牧市の「ビッグハウス光洋店」)
アークスは、全店売上高が前年同月比98・9%、既存店売上高が98・7%になった。全店ベースでは3ヵ月ぶりの前年割れ、既存店ベースでは今年2月から7ヵ月連続で前年割れとなった。客数は全店が98・2%、既存店が98・1%、客単価は全店、既存店ともに100・7%だった。全店売上高は、オータニ(本社・群馬県宇都宮市)を含めた数値。
北海道のスーパー6社の全店売上高は、前年同月比100・0%、既存店売上高は99・8%だった。客数は、全店が99・7%、既存店が99・5%、客単価は全店、既存店ともに100・3%になった。東北3社の全店売上高は、97・8%、既存店売上高も同じだった。客数は全店、既存店ともに96・6%、客単価は全店、既存店ともに101・2%だった。
イオン北海道は、全店売上高が前年同月比100・0%、既存店売上高は99・8%となった。既存店は7月が102・2%と前年を超えていたが5月、6月に次いで再び前年割れになった。部門別では、衣料(レディース、服飾、キッズ、インナー、メンズ)の全店、既存店がともに78・7%で5月以降、低迷が続いており、70%台は今期に入って最も落ち込んだ。
食品(グロサリー、デイリー、農産、水産、畜産、デリカ、催事)は、全店が103・0%、既存店が102・8%となった。全店ベースでは今期に入って6ヵ月連続で前年を超え、既存店も3ヵ月連続で前年を超えた。住居余暇(家電、文具、サイクル、携帯電話、ホームファッション、ヘルス&ビューティーケア)は、全店、既存店ともに93・5%で5月以降、3ヵ月連続で前年を下回った。
ダイイチは、全店売上高、既存店売上高ともに前年同月比103・2%だった。5月以降、4ヵ月連続で前年を上回った。部門別では、青果102・0%、水産102・9%、畜産104・2%、惣菜105・4%、デイリー107・5%、一般食品102・2%、日用雑貨87・6%などとなった。客数は100・5%、客単価は102・7%。
北雄ラッキーは、オール既存店扱いで売上高は、前年同月比100・0%と前年並みをキープした。6月以降、3ヵ月連続で前年同水準以上になった。客数は95・9%で3ヵ月ぶりに前年割れ、客単価は104・2%になった。