コープさっぽろ(本部・札幌市西区)が、2021年中に札幌市内で新規2店舗を出店する。4月中旬過ぎに「しろいし中央店」(同市白石区中央3条3丁目26ー1ほか)、11月中旬には仮称「山鼻店」(中央区南22条西10丁目1ー21)を出店する。建て替えではない札幌市内の新店舗は、13年8月9日にオープンした「月寒ひがし店」(豊平区月寒東4条11丁目3ー10)以来、8年ぶりとなるが、中央区内には28年ぶりの出店となる。(写真は、4月中旬過ぎオープンに向けて準備が進む「コープさっぽろ・しろいし中央店」)

「しろいし中央店」は、平和通に面した旧日本栄養食品白石センター跡などの敷地面積約1540坪(5082㎡)を利用した2階建ての店舗。建物の設計、監理は清和設計事務所(北見市)、施工は宮坂建設工業(本社・帯広市)・札幌支社(札幌市北区)。延べ床面積は約1123坪(3708㎡)。1階がコープさっぽろの売り場(約425坪=1405㎡)、2階は100円ショップ「ダイソー」(約185坪=614㎡)のほか、クリニック(約45坪=149㎡)、美容室(約15坪=49㎡)、トドックステーション(約18坪=62㎡)などが入る。土地建物ともにコープさっぽろの自己所有で、土地代を含めた総投資額は約10億円。
 
 仮称「山鼻店」は、パチンコの太陽グループ(本社・札幌市中央区)が展開していた「パーラー太陽モイワ店」跡地を利用して建設する。土地面積は約1200坪(約3960㎡)で、コープさっぽろが今年2月末に取得していた。隣接する土地約200坪(約660㎡)も賃借する。店舗は2階建てで、1階にコープさっぽろの店舗、2階は良品計画(本社・東京都豊島区)の「無印良品」の店舗が出店する予定。いずれも約400坪(約1320㎡)の売り場面積を予定している。土地代含む投資額は10数億円。「しろいし中央店」は、食品スーパーの空白地域への出店となるほか、仮称「山鼻店」は競合が多い中への出店になる。



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