北海道経済産業局が公表した2021年1月の「北海道百貨店・スーパー販売動向」、「北海道コンビニエンスストア販売額等及び店舗数」、「北海道専門量販店販売額及び店舗数」によると、百貨店の販売額は前年同月比36%減でスーパー販売額は2%増、コンビニエンスストアは3・6%減になるなど、業態によって明暗が分かれた。(スーパーは堅調な伸びを続けている=写真は、釧路市の「スーパーアークス鳥取大通店」)

 2021年1月の道内百貨店・スーパーの合計販売額は808億円で、前年同月比は全店ベース5・4%減、既存店ベース6・2%減となった。百貨店の販売額は112億3300万円で、前年同月比は全店ベース、既存店ベース共に36・3%減。部門別では、衣料品が37億6300万円で全店・既存店共に41・6%減、飲食料品は36億9400万円で同23・7%減、身の回り品は11億9400万円で同41・7%減。

 スーパーの販売額は695億6700万円で、前年同月比は全店ベース2・8%増、既存店ベース2・2%増。部門別では、飲食料品が563億7700万円で全店ベース5・9%増、既存店ベース5・1%増、衣料品は25億5000万円で全店ベース24・2%減、既存店ベース24・3%減、身の回り品は6億2700万円で全店ベース19・9%減、既存店ベース20・0%減となった。

 道内コンビニエンスストア販売額及びサービス売上高は、444億5800万円で前年同月比3・6%減、昨年10月から4ヵ月連続で減少した。総店舗数は3000店舗で前年比0・1%の減少。総店舗数は2019年の初めから一貫して減少している。

 道内専門量販店のうち、家電大型専門店の販売額は135億4400万円で前年同月比0・8%増、ドラッグストア販売額は241億8600万円で同1・2%減、ホームセンター販売額は91億6700万円で同12・0%増となった。家電大型専門店とホームセンターの販売額は4ヵ月連続で増加、ドラッグストアの販売額は3ヵ月ぶりに前年を割り込んだ。総店舗数は、家電大型専門店が前年と変わらず92店舗、ドラッグストアは0・7%減の696店舗、ホームセンターは0・9%増の214店舗になった。ドラッグストアの店舗数は昨年8月から一貫して減り続けている。
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