道北アークス(本社・旭川市)は、「ビッグハウス」の「スーパーアークス」への転換を加速する。6日に「ビッグハウス深川店」(深川市北光町3丁目6ー8)を「スーパーアークス深川店」として改装オープンしたほか、「士別店」(士別市)を20日に転換、「イーストタウン店」(滝川市)も転換する。これによって、道北アークスの「ビッグハウス」の屋号は消える。(写真は、「ビッグハウス」から「スーパーアークス」に転換した「深川店」)

 道北アークスは、旭川市内を中心に北は中川郡美深町、南は砂川市まで35店舗を展開。これまで旭川市内の量販型業態の「ビッグハウス」を品揃え強化型の「スーパーアークス」に転換してきたため、「ビッグハウス」店舗は深川、士別、滝川の3店舗のみとなっていた。

 今回、こうした地方都市展開の「ビッグハウス」を「スーパーアークス」に転換する第1弾として「深川店」を改装した。新たに店舗内で焼き上げるベーカリーコーナーを新設したほか、惣菜コーナーを移設して拡充、冷凍食品もリーチインケースを新たに導入して品揃えを増やした。また、「駄菓子屋本舗」とネーミングしたコーナーも新設した。セミセルフレジは9台。
(写真は、リニューアルした店内)
(写真は、新設したベーカリーコーナー)
(写真は、新設した駄菓子屋本舗コーナー、いずれの店内写真も許可を受けて撮影)

 出崎順一店長は、「提案力を強化してお客さまのニーズに応えていきたい。『スーパーアークス』への転換によって年間売上高を3億円程度増やしたい」と話している。 
 深川市内には、道北アークスが「スーパーチェーンふじ深川店」も展開しているほか、コープさっぽろ(本部・札幌市西区)の「コープさっぽろふかがわ店」、イオン北海道(同・同市白石区)の「マックスバリュ深川店」、ホクレン商事(同・同市北区)の「ホクレンショップイチヤン店」などがある。地域一番店は、これまで「ビッグハウス」と「コープさっぽろ」が競っていたが、「スーパーアークス」転換によってコープ店舗を引き離す考え。
 道北アークスでは、引き続き士別市と滝川市の「スーパーアークス」転換を行い、地方都市での売り上げ増を図っていく。


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