ツルハ(本社・札幌市東区)は5日、旭川市内50店舗目となる「ツルハドラッグ旭川4条西店」(4条通1丁目2241ー6)をオープンさせた。ツルハの発祥の地は、旭川市。出身地で「ドラッグストア」のドミナント(集中出店)を進め、50店舗の大台に乗った。(写真は、5日にオープンした「ツルハドラッグ旭川4条西店」)

「ツルハドラッグ旭川4条西店」は、昨年9月で閉店した「コープさっぽろ4条通り店」の跡地を利用して建設された店舗で、建物設置者は土地所有者でもある旭川電気軌道(旭川市)。店舗面積は約355坪(約1174㎡)。同じ敷地内にある回転寿司「スシロー旭川4条店」は、12月24日にオープンする予定。

 ツルハは、1929年5月に旭川市で「鶴羽薬師堂」として創業、56年8月に「ツルハ薬局」に屋号を変更、63年6月に株式会社に改組、以降店舗数を増やしていった。札幌を中心に道内全域、さらに関東、東北へと出店しM&Aも積極推進。2020年10月15日現在で、「ツルハドラッグ」は全国1267店舗、ツルハグループ全体では2376店舗になっている。

 旭川市内では、今年に入って「永山3条西店」、「旭川豊岡7条店」、「旭川7条店」の3店舗を出店、「旭川買物公園店」を閉店。これによって調剤専門店を含めて49店舗になっていたが、今回オープンした「旭川4条西店」で50店舗の大台に乗った。

 道内の主な都市の人口と「ツルハドラッグ」店舗数は以下の通り。
■札幌市 197万人 109店舗
■旭川市 33万人 50店舗
■函館市 25万人 24店舗
■苫小牧市 17万人 16店舗
■釧路市 17万人 19店舗
 1店舗当たりの人口が少ない順で示すと次のようになる。
①旭川市 6600人
②釧路市 8900人
③函館市 1万400人
④苫小牧市 1万600人
⑤札幌市 1万8000人
1店舗当たりの人口が少ないほどドミナント化が進んでいることを示しており、旭川市内のドラッグストアは、文字通り「ツルハドラッグ」の牙城となっていることが、あらためて分かる。



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