公益財団法人日本生産性本部(会長・茂木友三郎キッコーマン取締役名誉会長)・サービス産業生産性協議会(代表幹事・同)が実施した顧客満足度調査のコンビニエンスストア部門で、北海道と関東で展開する「セイコーマート」が4年連続で顧客満足度1位を獲得した。(写真は、4年連続で顧客満足度1位になったセイコーマート店舗)
サービス生産性協議会が実施している顧客満足度調査は統計的手法により12万人以上の利用者からの回答をもとに実施する日本最大級の顧客満足度調査。2019年度は年6回に分けて36業種、約400社の企業・ブランド調査を行う予定で、このほど第1回調査としてコンビニ、シティホテル、ビジネスホテル、飲食、カフェ、証券の6業種を対象にした。
調査は4月3日~29日にインターネットで回答を得たもので、コンビニ部門は7企業・ブランドについて1ヵ月以内に2回以上利用する回答者を1企業・ブランド300人以上とし、「顧客期待」、「知覚品質」、「知覚価値」、「顧客満足」、「推奨意向」、「ロイヤルティ」の6項目21問についてそれぞれ100点満点で回答を得た。
それによると、セイコーマートは、「顧客期待」70・9点、「知覚品質」73・7点、「知覚価値」75・1点、「顧客満足」76・3点、「推奨意向」68・0点、「ロイヤルティ」70・8点になり、6項目全てで1位になった。
顧客満足度の2位は「セブンーイレブン」の69・7点、3位は「ミニストップ」の68・1点、4位は「ローソン」の67・6点だった。1位と2位の差は6・6ポイント、2位と3位の差は1・6ポイント、3位と4位の差は0・6ポイントで「セイコーマート」の断トツ1位が目立っている。調査対象になったのは、その他「デイリーヤマザキ」、「NEWDAYS」、「ファミリーマート」。
コンビニ業界の顧客満足度のスコアは、16年度から18年度にかけて横ばいだったが、19年度は上昇した。そのうち、「セイコーマート」と「ミニストップ」、「ローソン」は17~18年度にスコアが低下、19年度は上昇した。「セブンーイレブン」は、17年度から18年度、19年度にかけて僅かだがスコアの低下傾向が続いている。