公益財団法人日本生産性本部サービス生産性協議会は、2018年度の「日本版顧客満足度指数」(JCSI)の第1回調査としてコンビニエンスストアや飲食、カフェなど6業種の顧客満足度を27日に発表した。1274_1404181158(写真は、3年連続で顧客満足度1位になったセイコーマート)

 コンビニ部門では「セイコーマート」が3年連続1位になり、飲食では「木曽路」と「リンガーハット」が1位、カフェでは「カフェ・ベローチェ」が1位だった。コンビニ部門はセイコーマートのほかセブンーイレブン、デイリーヤマザキ、NewDays、ファミリーマート、ミニストップ、ローソンの7チェーンが対象。

 回答者は1ヵ月以内に2回以上利用した人。調査はインターネットモニターによる調査で4月4日から5月2日の間で実施。全国15万人の1次回答者から無作為に各業種で490~640人に回答を依頼して集計した。

「顧客期待」、「知覚品質」、「知覚価値」、「顧客満足」、「推奨意向」、「ロイヤルティ」の6項目のうち、「顧客期待」はセブンーイレブンが1位だったものの他の5項目はセイコーマートが1位で、100点満点で指数化した「顧客満足」は、セイコーマートが73・9点、セブンーイレブン70・2点、ミニストップ66・5点、ファミリーマート66・2点になった。

 セイコーマートの2017年度と18年度を比較するとスコアを低下させており、15年度から17年度かけて続いた上昇傾向とは異なる動きを見せた。セブンーイレブンは、16年度以降横ばい、ミニストップは16年度以降低下傾向になっている。

 飲食部門の顧客満足度指数では、レストランチェーン対象13社の中で北海道が地盤の「びっくりドンキー」が76・2点で3位、カフェ部門では対象7社の中で北海道にも進出している「コメダ珈琲店」が72・2点で3位だった。


4人の方がこの記事に「いいんでない!」と言っています。