公益財団法人日本生産性本部(本部・東京都千代田区)サービス産業生産性協議会は16日、2020年度日本版顧客満足度指数(JCSI)の第1回調査として9業種の顧客満足度を発表した。そのうちコンビニエンスストア部門で、「セイコーマート」が5年連続の1位を獲得した。(写真は、「セイコーマート」店舗)

 この調査は、サービス産業の生産性を測る上で重要な「顧客満足」を数値化、可視化して企業や業種の成長に繋がる情報として用いることを目的にした、日本で最大級の顧客満足度調査。20年7月1日から8月5日までの期間、インターネット・モニターを用いた調査を実施、9業種合わせて2万7107人から回答を得た。コンビニ部門では1ヵ月に2回以上会計を伴う利用をした人が、「知覚品質」、「顧客期待」、「知覚価値」などについて全7企業・ブランドから回答した。

 その結果、1位は「セイコーマート」で76・3点となり5年連続で1位を獲得した。2位は「セブンーイレブン」72・5点、3位「ローソン」70・1点、4位「ミニストップ」69・6点だった。「セイコーマート」は、18~19年度にスコアを上昇させたが、19~20年度は横ばい、「セブンーイレブン」は18~19年度にスコアを低下させたが19~20年度は上昇させている。また、「ローソン」は18年度以降、スコアを上昇させ続けている。「セイコーマート」が首位を獲得したのは、北海道産の原材料を用いたオリジナル商品の開発や、海外からリーズナブルな価格のワインやビールを直輸入して品揃えしていることなどが評価されたようだ。


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