ココカラファインとスギHDが経営統合検討、道内勢力図はどう変わる?

流通

 ドラッグストア・調剤薬局のココカラファイン(本社・横浜市港北区)と同業のスギホールディングス(HD、同・愛知県大府市)が経営統合に向けた検討を始めた。北海道ではスギHDの店舗はなく、ココカラファインの店舗は29店舗ある。経営統合が実現すると店舗戦略はどう変わるのか。(写真は、2014年8月20日にオープンした「ココカラファイン北28条店」)

 両社は準備委員会を設けて7月31日に基本合意書締結を目指す。売上高を合算すると約8890億円で約7791億円のウエルシアホールディングス(本社・東京都千代田区)を抜いて業界1位になる。

 道内では、スギHD子会社、スギ薬局の店舗はなく、ココカラファインの店舗が29店舗ある。そのココカラファインも2011年10月に道内でドラッグストア・調剤薬局を展開していたスズラン薬局(本社・小樽市)を完全子会社にして道内進出した後発組。道民に親しまれてきた「クスリのスズラン」、「スズラン薬局」のリニューアルに合わせて順次、「ココカラファイン」に店舗名を転換してきた。

 ココカラファインの新規店舗は、13年11月にオープンした「平岡公園通り店」(札幌市清田区)、14年8月の「北28条店」(札幌市北区)の路面店2店舗と18年8月の「札幌駅前北4条店」(札幌市中央区)のビルインタイプ1店舗の合計3店舗のみ。そのうち、「平岡公園通り店」は、18年5月に閉店している。

 ココカラファインは、「北28条店」の出店以降、新規出店にブレーキを掛けてきた。道内ドラッグストア市場は「ツルハドラッグ」と「サツドラ」の寡占化が進んでおり出店余地が限られているためだ。ココカラファインとスギHDの経営統合が実現しても当面、店舗を含めた北海道戦略には変化がないと見込まれる。
 ただ、「ツルハドラッグ」と「サツドラ」の寡占化の中でも独自の戦いで力を付けてきた富士薬品(本社・さいたま市大宮区)の「セイムス」の例もあるだけに、経営統合が実現すればココカラファインの戦略転換という場面も出てくる可能性がある。

 ココカラファインは4月から同業のマツモトキヨシホールディングス(HD、本社・千葉県松戸市)と資本業務提携に向けた検討も継続している。ちなみにマツモトキヨシHDは子会社マツモトキヨシの店舗を道内で5店舗展開している。

関連記事

SUPPORTER

SUPPORTER