「卸売スーパー清田店」9日開店、仕入れ力生かし低価格販売

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 低価格食品スーパーの卸売スーパー(本社・札幌市手稲区)は9日、「清田店」(札幌市清田区2条2丁目15番1号)をオープンさせた。4月で閉店した「美しが丘店」(同区美しが丘4条6丁目)の代替店舗で、生鮮食品やドライ食品、日配品、飲料などを低価格で販売。朝9時の開店直後から大勢の買い物客が押し寄せた。
(写真は、9日オープンした「卸売スーパー清田店」)

「美しが丘店」は、8年前にオープン。羊ヶ丘通に面しており店舗面積は約1200坪。一定の集客力があったが、建物所有者のセントラルリーシングシステム(本社・札幌市中央区)が建物を解体してマンションを建設することになり、同店は4月21日で閉店した。

 代わってオープンした「清田店」は、カラオケ「キャッツアイ」店舗跡への居抜き出店。店舗面積は約540坪で、「仕入れ力を生かした豊富な品揃えと圧倒的な商品量、低価格な店にした」と津司耕太郎社長(69)。国道36号線沿いにあり、9日のオープン日に駐車場に入りきらない車が国道に並ぶのを避けるため、同社が展開している8店舗(札幌市内6店舗、岩見沢市1店舗、美唄市1店舗)で合同特売を3日間連続で開催している。

 特売品には、茨城県産ほか国内産キャベツ1玉95円(税抜き)、千葉県産ほか国内産胡瓜1本29円(同)、原料原産地北海道特大浜ゆでたこ足1本980円(同)、北海道産刺身用冷凍いか1パイ100円(同)、ブラジル産若鶏もも肉2㎏698円(同)、アメリカ産牛バラ味付カルビー焼用約800g680円(同)などがある。

 津司社長は、「食品スーパー業界は大きく変化しており、新しいことをやらなければ生き残っていけない。清田店はお客の買い物志向に合う店として、ゆっくりと持続的に成長していく店にしたい」と話している。

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