セコマ(本社・札幌市中央区)と社会医療法人北海道循環器病院(札幌市中央区南27条西13丁目)は5日、健康増進に寄与できる食品の開発・普及を目的に「食品の協同開発等に関する協定」を締結した。協定の第1弾として6日から同病院の管理栄養士が考案した健康カレーをセコマが道内のセイコーマート全店で販売する。IMG_7605(写真は、セコマ本社で行われた協定締結式。左から丸谷智保社長、津久井宏行理事長)
IMG_7609(写真は、6日から道内のセイコーマート全1084店で販売される健康カレー)

 この日、セコマ本社で行われた協定締結式には、セコマの丸谷智保社長と北海道循環器病院の津久井宏行理事長が出席、協定書にそれぞれ署名した。津久井理事長は、「健康カレーは高血圧や糖尿病の人でも美味しく食べてもらうために作った。今後、カレー以外もセコマと協同で開発し多くの人の健康管理に役立ちたい」と話した。
 丸谷社長は、「健康で長寿を過ごせるようストレスなく美味しいものが食べられるような食品を提供していきたい。循環器病院はレシピをたくさん考案しているのでそれらを含めて商品化、道民の健康、食を支えたい」と語った。

 第1弾の商品は、『病院の管理栄養士が作った血圧が気になる方のための健康カレー』(税込250円)。市販のカレールーを使わずスパイスや野菜・きのこで旨みを引き出してカロリーを抑えたほか、野菜も長時間じっくり炒めて野菜の濃い旨みを引き出している。さらに挽き肉(豚もも肉)をたくさん加えて肉の旨みも出している。
 
 このカレーに含まれる塩分は1食1・3g、カロリーは138㎉で一般的なカレービーフレトルトパウチと比較して脂質は57%、塩分は42%カットされている。高血圧、糖尿病、脂質異常など食事のカロリー制限や塩分制限が必要な人でも美味しく食べられる。なお、セコマが医療法人と協定を締結するのは同病院が初めて。



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