消えゆく十勝の「いちまる」ブランド 「パークいちまる」9月末閉店

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 マックスバリュ北海道(本社・札幌市中央区)は、帯広市西10条南27丁目の「パークいちまる」を9月30日(土)18時で閉店する。2015年10月に承継した「いちまる」14店舗のうちこれまでに2店舗を閉店しており「パークいちまる」は3店舗目の閉店になる。IMG_3794(写真は、4月末に閉店したアイモールいちまる)

 マックスバリュ北海道は、「いちまる」店舗の承継で十勝地域に本格進出したが、2年目に入っても十勝の事業は約5億円の赤字見通し。その他の地域で稼いだ黒字を十勝圏の赤字によって目減りさせている格好で、早期の黒字化が課題になっている。

 このため、小型店など不採算店の閉鎖と収益店舗の「マックスバリュ」転換を加速。昨年12月末に「わかばいちまる」(帯広市西16条南6丁目)、今年4月末に「アイモールいちまる」(帯広市西18条南3丁目)を閉店してきたが、今回3店舗目として「パークいちまる」を閉店することにした。同店は1972年の開店で45年間営業を続けてきたが、店舗老朽化などによって閉店を決めた。

「いちまる」店舗の内、これまでに「マックスバリュ」に転換した店舗は、帯広市内の「稲田店」、「イーストモール店」、河西郡中札内村の「中札内店」、中川郡池田町の「池田店」の4店舗で9月15日には帯広市内の「リバティーいちまる」(西19条南4丁目)も転換する。

 閉店と転換によって「いちまる」ブランドの店舗は承継時の14店舗から6店舗と半分以下になる。さらに複数店舗の閉店と転換も取りざたされており、十勝圏の食品スーパーとして長くブランド展開してきた「いちまる」の名前が消えてゆくことになる。

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