DCMホールディングス(本社・東京都品川区)は、28日、山梨県甲府市に本社を置くホームセンター「くろがねや」を株式交換で完全子会社化すると発表した。株式交換は12月1日で、くろがねやは東証2部上場廃止になる。P1080565(写真は、DCMホールディングスの子会社、DCMホーマックの本社)

 くろがねやは、幕末の1863年(文久3年)に銅鉄金物店として甲府に創業。現在は、山梨県、神奈川県、東京都に23店舗を展開、直近の2016年5月期は売上高159億300万円、営業利益4億1200万円、純利益2億8200万円。従業員数は381人(単体、16年5月15日現在)。
 
 くろがねやの発行株式1158万1205株のうちDCMホールディングスの完全子会社DCMカーマ(本社・愛知県刈谷市)が77万5千株、DCMホールディングスの久田宗弘社長が20万1千株を保有、久田氏はくろがねや社長やカーマ社長を務めた経歴がある。くろがねやの1株に対してDCMホールディングス0・6株を交付する。
 
 くろがねやは、DCMホールディングスの連結子会社になる。DCMホールディングスはケーヨー(同・千葉市若葉区)と業務提携しており来春にも経営統合する方向。


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