北海道厚生連が今年度中に帯広厚生病院の増改築方針決定、十勝圏の基幹病院としてさらに充実

農業・水産業

 北海道厚生農業協同組合連合会は、今年度中に帯広厚生病院の増改築方針を決定する考えだ。帯広厚生病院は1980年に建て替えられ、その後も増改築を実施してきたが十勝圏の基幹病院としてさらに施設の充実を図る必要があるとして、増改築に踏み切る。
 今年度中に方針決定し、2015年度中には完成させたい考え。(写真は北海道厚生連本部がある札幌市の北農ビル)
 
 帯広厚生病院(帯広市西6条南8丁目)は、医師や看護士、事務関係職員などを含めると総勢1000人を超える規模で、十勝圏の二次医療、三次医療を支える基幹病院。80年に新築され敷地面積は約2万7000㎡、建屋面積は約9100㎡、延床面積は約5万㎡。診療科は21科で病床数は748。
 
 増改築では病床数を現状のままとして、診療施設、付帯設備などを強化できるようにする考え。
 
 北海道厚生連では、今年度中に具体的な中身の検討を進め大枠の方針決定を行う。次年度以降に詳細を固めて2015年度中には増改築工事を終了させたい意向。
 
 帯広厚生病院は、北海道厚生連が道内で展開する12の厚生病院の中でも利益や人員の規模は最大で北海道厚生連の収益を支えている。
 
 北海道厚生連では現在、札幌厚生病院の増改築工事を進めている。緩和ケア病棟や人間ドックの増設などを進めており、12年度中には完成する。総投資額は30数億円という。札幌厚生病院の増改築工事が終了して以降に、帯広厚生病院の増改築工事に入れるようにする。

関連記事

SUPPORTER

SUPPORTER