道内7信組「アシスト7」金利下げ 0・2ポイント低い1・4%で資金需要喚起

金融

IMG_9722 道内7つの信用組合は、共通の低利率で貸し出す融資制度「しんくみアシスト7(セブン)」の利率を従来から0・2ポイント引き下げ、最低で1・4%(3年以内)とすることを決めた。小規模事業者を対象に当面、2016年3月末まで続ける。(写真は、札幌市内の北央信組本店)

 道内7信用組合(北央、札幌中央、ウリ、釧路、空知商工、十勝、函館商工)は、余資運用の一環として共通の低利融資商品「アシスト7」を2009年12月からスタートさせている。
 常時使用する従業員が20人以下(商業・サービス業は5人)の小規模企業者を対象に事業資金として最大5000万円まで貸し付けるもので、暦年単位で繰り返し延長してきた。今年7月末の融資累計は1634件、融資総額は96億円。
 
 現在は5回目の延長期間だが、このほど暦年単位から年度末の3月末までとすることを決め、利率も0・2ポイントさらに下げることを決めた。
 
 具体的には運転資金の場合、融資期間7年で3年以内1・4%、5年以内1・6%、7年以内1・8%。設備資金は融資期間10年以内で10年なら利率は2・0%。一般的な貸出金利は2・7%程度で「アシスト7」はかなりの低利率になっている。担保は原則不要で個人先の保証人は不要、法人先は原則として代表者。
 
 これまでの融資のうち8割が運転資金で2割が設備資金。設備資金では車両や重機、厨房機器、工場機械向けなどとなっている。「アシスト7」を来年度以降も継続するかどうかは今後決める。

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