「元気地蔵」が見上げる建設中の「IKEUCHI GATE」、大店立地法説明会開催

経済総合

 丸ヨ池内(本社・札幌市中央区)は5月16日、建設中の商業施設、新「IKEUCHI GATE」(同市同区南1条西2丁目18)の大規模小売店舗立地法に基づく説明会を開催した。説明会は2度開催が必要だが、当初予定していた5月15日開催は中止、2回目は5月29日(日)に行う。(写真は、「LA GALLERIA」ビル前に立つ彫刻「元気地蔵」から見た「IKEUCHI GATE」建設現場)

 5月16日の説明会は、丸ヨ池内が賃借展開している「IKEUCHI ZONE」(南1条西2丁目9-1)4階会議室で行われた。出席者は3人。建物は、地下1階、地上8階建て、延べ床面積は約2814坪(9287㎡)。物販(小売)店舗の面積合計は約647坪(2137㎡)、飲食店の店舗面積の合計は約422坪(1395㎡)、事務所の面積合計は約428坪(1414㎡)という内訳。

 地下1階から3階までがファッションを中心とした物販15店舗、4階の一部と5階、6階は飲食10店舗が入る。4階にはフィンランドのデモーラ グローバル社との連携によるフィンランド型インキュベーション機能を備えたコワーキングスペース、7階は丸ヨ池内の事務所になる。8階は倉庫。オープン予定日は2022年11月30日だが、10月中の開店を目指す。駐車場は、建物に付随して2台分、近隣の南3条西3丁目に立体駐車場22台分を確保する。駐輪場は設置せず、西2丁目線地下自転車等駐車場など公共駐輪場を利用してもらう。

 説明会では、新「IKEUCHI GATE」周辺の交通量調査と騒音調査の結果も報告された。交通量調査では、南1条通と西3丁目線の交差点の交通量ピークを日曜日と想定、開業後は交差点のキャパシティに対して17・8%の飽和度となり、渋滞は生じないとした。騒音調査では、商業地域の環境基準である昼時間帯(6時~22時)の60㏈、夜間時間帯(22時~翌6時)の50db以下であることも示された。説明会は18時から開催され25分間で終了した。

 丸ヨ池内によると、旧「IKEUCHI GATE」よりも店舗面積は約2割少なくなるという。テナントについて、「現時点で公表できないが、ファッションを中心に近隣の商業施設と重ならないような店舗を誘致している」(野村和宏・店舗開発事業部担当部長)とした。いずれも定期借家契約を行い、「近隣のビル建て替えで行き場のないクリニックやエステサロンなどもリーシング対象にしている」(同)という。

 大通ゾーンでは、「南2西3地区市街地再開発」で建設中の複合商業ビル「モユクサッポロ」が2023年春に、ススキノ地区の「ラフィラ」跡に建設中の仮称「札幌すすきの駅前複合開発」ビルが2023年秋に開業する。こうした商業施設建て替えの一番手として「IKEUCHI GATE」が開業する。なお、「元気地蔵」は1995年に「LA GALLERIA」竣工時に設置された、彫刻家の松本純一氏による作品。

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