オリックス(東京本社・東京都港区、大阪本社・大阪市西区)が自衛隊札幌病院跡地で開発を進めている複合商業施設「クロスモール平岸」(札幌市豊平区平岸1条12丁目)で、回転寿司の「魚べい平岸店」が外観を見せ始めた。「ダイイチ」、「ケーズデンキ」も急ピッチで建設が進んでいるが、「魚べい」が最初の「顔出し」になっている。
(写真は、「ダイイチ」店舗に並んで建設中の「魚べい平岸店」)

「魚べい平岸店」のオープンは、11月25日(木)が予定されている。ウィズコロナに対応して、全席タッチパネル完備のコンタクトレス注文システムで、業界初の3本高速レーンの導入により、スピーディーに寿司を届けるサービスを展開する。元気寿司(本社・栃木県宇都宮市)が展開する「魚べい」は現在、北海道に21店舗を展開。内訳は、札幌市内10店舗、旭川市内と帯広市内に各2店舗、函館、北見、岩見沢、苫小牧、千歳、滝川、北斗の各市内に1店舗ずつとなっている。今度の「平岸店」は札幌市内で11店舗目、道内では22店舗目となる。

 全国回転寿司チェーンの北海道店舗数は、ゼンショーホールディングス(本社・東京都港区)の子会社はま寿司(同・同)の展開する「はま寿司」が23店舗、あきんどスシロー(同・大阪府吹田市)の「スシロー」が12店舗という展開。地域別に見ていくと、大消費地の札幌市内は「平岸店」を含めると「魚べい」は11店舗、「スシロー」は6店舗、「はま寿司」は5店舗という内訳で、「はま寿司」は地方展開が多いことが分かる。「魚べい」は、北海道内店舗数で「はま寿司」に1店舗差まで迫り、札幌市内では倍以上の差をつけることになる。なお、くら寿司(本社・大阪府堺市)の「くら寿司」は、現在札幌市内2店舗で年内か年明けに3店舗目をオープンさせる。



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