札幌市東区北42条東3丁目1-1の「バイキングレストラン クックロビン」跡に、24時間フィットネスジム「快活CLUB FiT24」が入る。「札幌北42条店」として、11月26日(金)のオープンが予定されている。「クックロビン」は長期休業中だったが、再開することなく新たな施設に切り替わることになった。(写真は、「快活CLUB FiT24 札幌北42条店」に転換する旧「クックロビン」)
札幌市内北部を横断するように走る丘珠空港通沿いにある「クックロビン」は、個性的な外観が印象に残る建物。英語圏の童謡「マザーグース」に出てくる「クックロビン」を引用したネーミングと、焼肉食べ放題、三大ガニ食べ放題というアンバランスな雰囲気が独特な味わいを発信していた。当初は、焼肉「味覚園」のライフコーポレーション(本社・北見市)が1998年7月に開業、2008年5月に昆布巻や札幌ラーメン、甘露煮、いももちなど北海道の特産品を製造・販売している榮屋(本社・札幌市北区)が承継、運営してきた。
インバウンドが多く訪れていた頃は、観光バスが何台も止まる光景が見られたが、コロナ禍になってこうした団体客が蒸発。今年から休業に入り、一時は外壁の工事を行うなど再開準備に向けたような動きもあった。
9月半ばに入って、再びリニューアル工事が始まり「FiT24」の看板が設置され、「クックロビン」は新たな施設になることが分かった。「FiT24」は、AOKIグループの快活フロンティア(本社・横浜市都筑区)が運営する24時間フィットネスクラブ。初心者から中上級者まで高品質マシンで快適にトレーニングできる施設。3密のないジム特化型セルフトレーニング施設のためコロナ下でも店舗数を増やしている。
北海道では、「函館昭和店」(函館市)、「札幌西岡店」(札幌市豊平区)、「札幌狸小路2丁目店」(同市中央区)、「札幌環状通店」(同市東区)、「旭川永山店」(旭川市)、「旭川大町店」(同)の6店舗を展開。いずれの店舗もコミック・インターネット、ゲーム・映画・アニメなどシェアリングスペース業態の「快活CLUB」に併設している(「快活CLUB」単独店は9店舗)。11月26日にオープンする「FiT24 北42条店」は、「快活CLUB北42条店」(札幌市東区北42条東7丁目1-1、ドン・キホーテ北42条店2階)が近くにあるため、フィットネスジム単独店になりそう。なお、独特な建物の外観は、そのまま維持される。