札幌市豊平区西岡3条5丁目5ー1の商業施設「ビバパーク西岡」内に、ベーカリープロデューサー、岸本拓也さんがプロデュースしたパン専門店が登場する。高級食パンと複数のベーカリーアイテムを揃えた「わがままなジュリエット」がそれで、5月3日(月)にオープン。「大阪王将」の店舗があった建物を改装して居抜き出店、ユニークなネーミングとともにストーリー性のある店舗として地域への浸透を図る。(写真は、「わがままなジュリエット」の店舗前に従業員たちが勢揃いして開業前の記念撮影が行われた=2021年4月30日午後)
(写真は、店舗を運営するブリス・デリ&マーケティングの須田康裕代表取締役=右と岸本拓也さん)

 店舗の運営は、ブリス・デリ&マーケティング(本社・東京都新宿区)が行う。同社は、岸本さんと組んで2018年6月に札幌・麻生でコッペパン専門店「でぶぱん」を出店、19年1月には札幌・桑園で高級食パン専門店「乃木坂な妻たち」をオープンさせている。今回は、「乃木坂な妻たち」のビジュアルに描かれている5人の妻たちの1人、ジュリエットさんの「たくさんのパンを食べたい」というわがままによって誕生したというのがコンセプト。今回、ネーミングには岸本さんは関与せず、ブリス・デリ&マーケティングの取締役が発案、岸本さんはパンの製造や品揃えに関してプロデュースした。

 店舗では、高級食パン3品種のほか、カレーパン、メロンパン、クリームパン、塩パンあんぱんなど菓子パンと総菜パンを品揃えしている。また、京都の老舗蜂蜜専門店、金市商店のハチミツも販売する。店内には15席のイートインコーナーもある。

(写真は、店内に揃えられた菓子パンや総菜パン)

 オープンに先立ち、4月30日には内覧会が行われた。岸本さんが支援するパン専門店としては302店舗目になる「わがままなジュリエット」について、岸本さんは、「高級食パンを通じて美味しさに積み上げられた体験を広げていくのが私たちの使命。新店舗では高級食パンに加えてカレーパン、メロンパン、クリームパンなどをラインナップ、幅広く楽しめるようにしている。正統派だが、コミカルで美味しいファニーなパンを提供して、ストーリーのあるパン屋として根付かせたい」と話した。

 新店舗では、社員・パート従業員を含め35人を雇用、スタート時は日販60万円を計画、平均月商は1200万円を予定している。
(写真は、焼き上がった高級食パン)



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