JR苫小牧駅北口にパチンコホール「マルハン苫小牧駅前店」の姿が見えてきた。今年8月から建設していたもので外観はほぼ完成し、建物に「MARUHAN」の文字とロゴマークも取り付けられた。竣工は2021年3月末の予定。駅北口はパチンコ集積地の様相だ。(写真は、外観が見えてきた「マルハン苫小牧駅前店」)

 パチンコホール全国大手のマルハン(京都本社・京都市上京区、東京本社・東京都千代田区)は、15年11月に閉店した家具店やパチンコ店、カラオケ店などが入る大型商業娯楽施設「トマモール」を16年3月に取得。その後、建物を解体し、今年8月からパチンコホールの建設に入った。建築主はマルハンで、設計は朝日建装(大阪市平野区)一級建築事務所、監理はイチケン(東京都港区)東京支店(同)、施工はイチケン札幌支店(札幌市中央区)。

 竣工は、21年3月末の予定でその後オープンとなるもようだが、JR苫小牧駅北口には、「パチンコビッグバン」と旧イトーヨーカドー苫小牧店跡に15年12月にオープンした「ベガスベガス苫小牧店」が営業中。さらに「マルハン苫小牧駅前店」(仮称)が加わることでパチンコホールの集積地となる。一方で、駅南口は空洞化が進み駅前の賑わいが失われたまま。駅前はその地域の印象を左右する大事な顔。駅の役割が時代とともに変わりつつある中で、パチンコホールの集積は苫小牧の“今”を表している。



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