「イオン余市店」内の和食「いちい」退店、オープン28年最古のテナント

経済総合

「イオン余市店」(余市郡余市町黒川町12丁目62ー1)に入っていた和食「いちい」が、8月23日に退店した。「イオン余市店」がオープンしてから28年、同店で最も古いテナントの一つだった。(写真は、閉店した「イオン余市店」内の和食「いちい」)

「イオン余市店」は、イオン北海道(本社・札幌市白石区)が運営している大型スーパー。同社のルーツである衣料品店「ヤマダイ」は、余市町黒川町が発祥の地。創業者の故大川祐一氏は、旭川や上砂川で衣料品店を展開したが、「ヤマダイ」を名乗って本格的に衣料品店の運営を始めたのは、夫人の故郷でもある余市町黒川町だった。
「ヤマダイ」はその後、「ホクホー」、「北海道ニチイ」、「マイカル北海道」、「ポスフール」、「イオン北海道」と形と名前を変えていった。「北海道ニチイ」時代に「ニチイ余市店」がオープン、1992年10月に移転増床してオープンしたのが、現在の「イオン余市店」(当時は「サティ余市店」)。

「ホテル第一会館」を運営する第一会館(本社・虻田郡倶知安町)は、オープン時から和食「いちい」を出店。10数年前にはやはりオープン時から出店していたレストラン「赤トンボ」が撤退したため、「いちい」は広いスペースのその場所に移動して営業を続けてきた。
 閉店について第一会館は、「来店客が減少しており、売り上げが採算ベースに乗らなくなったため」としている。

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