パチンコホール経営の有限会社エムズグループ(本社・札幌市東区)が展開していた旧「マンモス’21平岸店」の解体工事が始まっている。これまで、パチンコホール閉店後も他のパチンコホールが入ることが多かったが、最近は閉店後に建物を解体、マンション建設などの利用が増えている。旧「マンモス’21平岸店」跡地の利活用も注目されている。(写真は、解体工事が進んでいる旧「マンモス’21平岸店」)
旧「マンモス’21平岸店」は、札幌市豊平区平岸6条9丁目3ー30の環状通沿い、豊平区役所の向かいに立地していたが今年4月12日に閉店した。建物の名称は、「平岸駐車場テナントビル」で、2001年5月に新築された。当初からパチンコホールが入っており、最初はアルファ・ドーム(東京都千代田区)の「ドーム平岸店」だったが、その後、若葉(室蘭市)の「アルファゼウス平岸店」を経て09年12月から「マンマス’21平岸店」として運営されてきた。
土地登記簿によると、敷地面積は約851坪(2809・98㎡)で所有者は個人。2000年11月にパイオニア(大阪府吹田市、カーエレクトロニクス事業のパイオニアとは異なる企業)が20年間の賃借権を設定しており、その期間が終了するのが今年。「マンモス’21平岸店」はこのタイミングで閉店した。
解体工事は、森崎重機(北広島市)が行っており、工事期間は6月1日から9月30日まで。解体後にはどう土地の利活用が進むのか、環状通沿いの目立つ場所だけに関心は高い。