新型コロナウイルスの感染拡大防止の緊急事態宣言に伴う、鈴木直道・北海道知事の休業要請を受けて臨時休業している北海道のパチンコホール。その中で、正栄プロジェクト(本社・札幌市中央区)が展開する釧路郡釧路町と北斗市のパチンコホール2店舗が閉店することになった。(写真は、正栄プロジェクト本社が入っているフェアリースクエアビル)

 道内の大手パチンコホール運営会社は、鈴木知事の休業要請を受けて4月22日から一斉に臨時休業に入った。それから1ヵ月、鈴木知事は5月25日から石狩管内以外の休業要請を大幅に緩和、パチンコホール運営各社も25日から石狩管内以外の店舗での営業を再開する。

 こうした中で、臨時休業のまま閉店するのが、正栄プロジェクトの「イーグルアクアズ北斗店」(北斗市七重浜1丁目27ー18)と「イーグルルナシティ釧路店」(釧路郡釧路町桂5丁目7ー1)の2店舗。「北斗店」は2001年に「イーグルアクアシティ北斗店」としてオープン、04年に「イーグルアクアズ北斗店」に店名を変更した。閉店するのは20年間の賃貸契約期間満了によるものとしている。また、「釧路店」はオープンから15年、こちらも契約期間満了のためという。いずれの店舗も5月31日までに貯玉(メダル)の清算と来店ポイントの交換を呼び掛けている。

 正栄プロジェクトは道内に23店舗、千葉県や東京都、大阪府、福岡県、沖縄県、秋田県に10店舗を展開している。近年は、パチンコホールのスクラップ&ビルドを強化しており19年は5店舗を閉店している。今回の2店舗はコロナ休業が閉店を早めたようだ。道内で臨時休業中のまま閉店になるパチンコホールは、太陽グループ(本社・札幌市中央区)の「パーラー太陽宮の沢店」(同市西区)に次ぐものとなる。



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