焼きたてパンのどんぐり(本社・札幌市白石区)が「山鼻店」を15日(金)にオープンさせる。札幌市中央区南22条西7丁目に開業した商業施設「アクロスプラザ南22条」内に出店するもので、店舗デザインはアメリカのカフェをモチーフにした斬新なもの。「どんぐりの旗艦店として親しまれる店にしたい」(野尻雅之社長)と話している。(写真は、15日にグランドオープンする「どんぐり山鼻店」の正面)
(写真は、西7丁目線側から見た「どんぐり山鼻店」)

 店舗は、野尻社長がアメリカ視察で撮りためたカフェやベーカリー専門店の写真の中で心が動いた複数の店舗からヒントを得たデザインになっている。野尻社長の構想をデザイナーが具体化、どんぐりの路面店の中では最も意匠性の高い店舗になった。

 外壁は落ち着いたツートーンの色づかいで、木調の扉以外は全面ガラス張りを採用。外から店内の様子がひと目でわかるようになっている。屋上にはテラスを設置、冬場は閉鎖されるが春から秋にかけては藻岩山を一望できる寛ぎのスペースとして開放する。店舗東側の西7丁目線側のガラス窓はショーウインドーのように調度品が並べられ魅力的な空間となっている。

「アクロスプラザ南22条」は、エムジーリース(本社・東京都千代田区)がNTT東日本(同・同都新宿区)から土地を定期借地して全店舗を建設したが、「どんぐり」の店舗は独自性を持たせているためどんぐりも建設費を一部負担した上で賃借する。

 どんぐりは、札幌市内で商業施設内のインショップ店舗5店舗のほか単独路面店として「本店」(白石区)や「大麻店」(江別市)、石窯食パン専門店「森林工房」(厚別区)の3店舗を展開している。「山鼻店」は、商業施設内の新規路面店として新たな顧客を呼び込む。なお、14日(木)午前11時から午後1時までプレオープンを実施、15日午前9時にグランドオープンする。


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