パンと菓子の製造販売、もりもと(本店・千歳市)は、千歳市千代田町4丁目12番地1にある本店の建て替え工事を行っている。既に旧本店は解体、新本店の基礎工事に入っている段階。11月末に竣工する。(写真は、もりもと新本店の建設工事現場)
もりもとは1947年樺太から引き揚げてきた森本真司現社長(46)の祖父にあたる創業者、吉雄氏が中華まんじゅうや飴、あんぱんなどを売り歩くことから始まり、49年10月から千歳市でパンの委託加工、卸売業として開業。創業当初から素材にこだわり、道産素材の活用を重視、北海道の果実「ハスカップ」を使用して製造した「ハスカップジュエリー」は78年の誕生以来、現在ももりもとの看板商品となっている。
旧本店は、77年に拡張リニューアルして建設された建物。42年間にわたり千歳駅前通りの賑わいに貢献してきた。建物の老朽化が進んでいることや、今年が創業70周年の節目であることから新店本の建設に着手した。
敷地面積約569坪(1878㎡)を使って鉄骨造平屋建て、延べ床面積約150坪(497㎡)の建物を建設する。設計、監理はストアームーデザイン事務所(東京都 渋谷区)、施工は玉川組(恵庭市)。工期は2019年6月初旬から11月末。
なお、本店仮店舗は、旧本店に近い千代田3丁目のセントラルビル1階で営業している。もりもとは道内に本店を含めて29店舗を展開している。