JR北海道(本社・札幌市中央区)が建設を進めている新苗穂駅北側の社員研修センター跡地約2haにタワーマンションや病院、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)、商業施設が建設される。まず、今夏にもタワーマンションの建設が始まり、2020年度末に竣工予定。苗穂駅移転に伴う新駅は年内にも供用が開始される見通しで、新駅周辺の開発が加速しそうだ。(写真は、JR北海道が今夏から開発を進める敷地。左の白いカバーで覆われているのが新苗穂駅)
開発区域は、JR北海道の社員研修センター跡地で大規模ショッピングセンター「アリオ札幌」の南側。現在の苗穂駅を西に300m移転させて新駅を建設中で、開発区域は新駅の北側にあたる。
新駅北口に駅前広場を作り、そこからアリオ札幌に向けて接続道路を新設して、土地を東西に分け、東側に病院、西側にタワーマンション、サ高住、商業施設を建設する。第一弾として今夏にもタワーマンションの建設に入る。マンションは、地下1階、地上27階建てで300戸の分譲を予定。デベロッパーはJR北海道、大京(本社・東京都渋谷区)、住友不動産(同・同都新宿区)の3社。
病院は、病床数50床、整形外科、リハビリテーション科、麻酔科で現在、東区北24東1にある医療法人社団我汝会さっぽろ病院が移転する予定。アリオ札幌は、これまで公共交通機関としてはバスしかなかったが、新苗穂駅の利用が始まればJRも新たな交通機関になる。開発区域の新たな賑わい創出も加わり周辺は活気づきそうだ。