札幌・狸小路商店街に15階建てマンション 非“ゲタ履き”の登場

経済総合

 札幌・狸小路商店街にマンションが誕生する。商店街のアーケード内に正面玄関が作られ、商店が並ぶ中で、いわゆるゲタ履きではない初の住居系の誕生になりそうだ。IMG_5001(写真は、クリオ札幌大通が建設される狸小路5丁目)

 マンションは、明和地所(本社・東京都渋谷区)が建設する「クリオ札幌大通」。札幌市中央区南3西5の「狸小路5丁目」に建設される。
 敷地面積は402・25㎡、建築面積は291・07㎡で地下1階、地上15階建て。延べ床面積は3963・60㎡。高さは44m。総戸数は68戸で間取りは1LDK(35・72㎡)と2LDK(58・90㎡)。完成は2018年2月ころ。店舗1戸が1階に予定されているが建物の西側の一角でマンションの正面玄関は商店街に面している。
 
 狸小路商店街では、3丁目にあるドン・キホーテ札幌店などが入るサンデパートビルを中心に近隣7ビルを解体して地下2階、地上29階建ての複合ビル建設のプロジェクト「南2西3再開発」が進み始めている。こちらも7階から上が大京(本社・東京都渋谷区)の分譲マンションになる。販売戸数は約140戸。しかし、こちらは地下2階から地上6階までは商業施設や業務施設となり、ゲタ履きマンション。
 
 狸小路商店街の住居系マンションは、狸小路6丁目の南3条グランドビルなどゲタ履きマンションが主流だったが、クリオ札幌大通の誕生で非”ゲタ履きマンション”が増えていきそうだ。

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