札幌市中央区南5条から南7条の創成川界隈(東1丁目と西1丁目)が、市内の新たなマンション銀座になりつつある。現在、建設中のマンションが2棟あり、建設予定のマンションも1棟で近く4棟が建ち並ぶことになる。この界隈は、都心部に残されたマンション適地になる可能性がある。(写真は、日動が計画している札幌市中央区南5条東1丁目のマンション用地)

 南7条東1丁目の「札幌ロイヤルホテル」跡地には、現在、明和地所(本社・東京都渋谷区)の13階建てマンション「クリオ南7条」が建っている。2015年10月に竣工した82戸のマンションで、ススキノに近いこの界隈では珍しい有名ブランドマンションだった。
 明和地所に続いてマンション開発が進むと思われたが、しばらくブランクがあった。動き始めたのは、19年の春になってから。5月、フージャースコーポレーション(本社・東京都千代田区)が南5条西1丁目でマンション建設を発表、9月には東急不動産(本社・東京都港区)も南7条西1丁目でマンション建設を明らかにした。  

 現在、2棟の建設がほぼ同時進行で進んでいる。フージャースコーポレーションの「デュオヴェール札幌南5条」は、1LDK~2LDKで42戸、15階建て。東急不動産の「ブランズ札幌南7条」は同じく1LDK~2LDKのコンパクトレジデンス83戸、15階建て。いずれも21年2月に竣工する予定。

 それらに続いてマンション開発を明らかにしたのが、地場の日動(本社・札幌市中央区)。南5条西1丁目の約120坪の敷地を利用して10階建て、35戸のマンション「ラ・クラッセ」の新築を計画している。建築主は日動、設計、監理は荒川建築設計事務所(札幌市北区)、施工は未定だが、今年12月中旬には着工予定。
 明和地所、フージャース、東急不動産、日動のマンションが建ち並ぶことによって、この界隈の印象も大きく変わる。界隈には時間貸し駐車場も多く、開発のタイミングをうかがっている事業者も少なくない。都心部のマンション銀座に変貌するだろうか。


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