星野リゾート(本社・長野県北佐久郡軽井沢町)は、2024年7月6日に「OMO5函館(おも)by星野リゾート」(函館市若松町24-1、以下OMO5函館)を開業する。グループの「ホテルWBF函館海神の湯」をリブランディングしたもので、「OMO」ブランドのホテルとしては、初の源泉かけ流しの温泉を備えている。(画像は、「OMO5函館」のデラックスルーム)
コンセプトは、「百二十%ハコダテ」。函館の海鮮や函館山の夜景、歴史ある街並みと近所の魅力をまるごと楽しめる宿泊体験を提案する。客室は12タイプ、全245室、全室が靴を脱いでリラックスして過ごせる。コンセプトルームは、函館山を登るロープウエーのウォールアートや函館の夜景が描かれたベッドボード、海色のソファ、函館の温かみのある街灯りを感じさせるクッション、レンガ調カーペットが配され、滞在しながら函館の街歩き気分を味わえる。
朝食激戦区の函館に対応して、五稜郭をイメージしたライブキッチンを設え、海の幸を楽しめる朝食ビュッフェを提供。「海鮮ファイブスターズ」と称した海鮮丼、ろばた焼き、潮ラーメン、寿司、烏賊飯を用意する。また、「OMO」ブランドのホテルでは、初の取り組みである宿泊者限定の観光地周遊バス「函館ぐるぐるフリーバス」を循環させる。1時間に1本で、はこだて自由市場からベイエリア、元町公園、函館ロープウエー、五稜郭を無料で周遊する。
ホテルのスタッフが直接足を運んで見つけた、近所の隠れた魅力や名店を案内するご近所アクティビティ「なまら満足!朝市専門店めぐり」も通年で行う。「OMO5函館」の中村光一朗総支配人は、「さまざまなプログラムで期待を超える街の良さを提供したい」と話す。予約開始は2024年2月21日から、宿泊料金は1泊1室3万1000円~。星野リゾートは、道内で「OMO7旭川」、「OMO5小樽」、「OMO3札幌すすきの」を展開しており、「OMO5函館」は、4軒目のOMOブランド施設。OMOの後ろの数字は、サービスの幅を示しており、3はベーシックホテル、5はブティックホテル、7はフルサービスホテルとなっている。