星野リゾート(本社・長野県北佐久郡軽井沢町)は、1月7日に都市観光ホテル「OMO5(おもふぁいぶ)小樽by星野リゾート」(小樽市色内1-6-31)をオープンさせた。北海道内の都市観光ホテルブランド「OMO」は、「OMO7旭川by星野リゾート」に次ぐ2棟目となる。(写真は、「OMO5小樽」のロビー)
(写真は、「OMO5小樽」の「デラックスルーム」)

「OMO5小樽by星野リゾート」は、「ソーラン、目覚めの港町」をコンセプトに、小樽の歴史や文化、食の魅力を届け、小樽のレトロな街並みを楽しむ滞在を提案する都市観光ホテル。2館で構成され、南館(地上3階建て)は、小樽市指定歴史的建造物の「旧小樽商工会議所」をリノベーション、北館(地上7階建て)は機能性とデザインを追求した新しい建物。

 南館には旧商議所で使われていた階段をそのまま残し、棚や鏡台などもインテリアとして館内に配置。北館のパブリックスペースであるOMOベースには、旧商議所で使用していた消火栓や鍵を装飾として取り入れた。民事再生で星野リゾートがスポンサーになった、旧WBFリゾートが開設したホテルを承継した。

 南館3階の「OMOカフェ&ダイニング」は、旧商議所大会議室を改装したレストランで、スペイン料理をアレンジしたメニューを提供する。スペインは歴史的建造物に宿泊する旅行文化があり、海の幸を利用した料理が多いことをヒントに導入。ニシンの消費拡大を念頭に骨まで食べられるニシンのパエリアが目玉メニュー。
 ホテルから徒歩圏内のエリアには早朝から地元の人々で賑わう「鱗友朝市」があり、通常は販売していない海鮮丼用切り身の鮮魚を、市場の人たちが勝手に丼ぶりに乗せていく「勝手にお節介丼ツアー」など、「ご近所ガイドOMOレンジャー」が宿泊客を連れていくツアーなどを多数用意している。

 客室は、レトロなデザインとゆとりのある空間が特徴で、特別な旅行に相応しい「デラックスルーム」(広さ45㎡)や「スーペリアルーム」(同28㎡)、明るい空間に快適な団らんスべースを設えた「ツインルーム」(同25~26㎡)など全92室。宿泊料金は1泊8000円より(税込み、食事別)。「OMO」の後ろにある数字は、サービスの幅を現しており、1月28日(金)には、札幌ススキノに「OMO3札幌すすきのby星野リゾート」もオープンする。
(写真は、「OMO5小樽」の外観)
(写真は、「OMO5小樽」で提供するニシンのミックスパエリア)


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