西日本鉄道(本社・福岡市博多区)が札幌市中央区北4条西5丁目1ー2で建設していた都市型ホテル「ソラリア西鉄ホテル札幌」が、2021年2月1日(月)に開業する。西鉄グループのホテルとしては、北海道初進出。福岡に本拠を置くホテルの北海道進出は、20年8月にオープンした「ホテルフォルツァ札幌駅前」に次ぐ。(写真は、2月1日オープン予定の「ソラリア西鉄ホテル札幌」)

 ホテルはオフィスと一体となった建物で、「KKR札幌」と「北海道林業会館」の跡地(約550坪=1818・16㎡)を利用して建設。鉄骨造、地下1階、地上14階建て、延べ床面積は約5007坪(1万6524・66㎡)で、地下1階から2階、5~14階のホテル区画は西鉄が所有して西鉄ホテルズ(本社・福岡市中央区)が運営。また、3~4階のオフィス区画は一般社団法人北海道林業会館が所有して賃貸する。投資額は69億円。
 
 道庁旧本庁舎庭園を望む立地で、客室はエゾシカやエルム、ラベンダーなど北海道の景観色を取り入れており、北海道の自然と安らぎの空間を演出。大自然のロッジをイメージした客室や公園にいるような開放感溢れる客室など、北海道らしさを味わうことができる。最上階にはプレミアムルームなどを配した。全318室。2階のレストランは、道庁旧本庁舎側にあって一面ガラス張りで前庭を一望できる。朝食は、北海道の山海の幸やスープカレー、ジンギスカンなどご当地料理、ランチは道産食材をフレンチスタイルなどで提供する。
 
 福岡に本拠を置くホテルの北海道進出は、福岡地所(本社・福岡市博多区)のグループ会社、エフ・ジェイホテルズ(同・同)が20年8月にオープンさせた宿泊特化型ホテル「ホテルフォルツァ札幌駅前」(北3西2)に次ぐもの。


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