高級感のあるカプセルホテル「ファーストキャビン」を運営するファーストキャビン(本社・東京都千代田区)が、24日に東京地裁に自己破産手続きの開始申請をしたことで、虻田郡倶知安町にある「ファーストキャビンニセコ・ぽんの湯」も閉鎖の危機に晒されている。(写真は、倶知安町南11条西1丁目にある「ファーストキャビンニセコ・ぽんの湯」)

 ファーストキャビンは2006年7月に設立された簡易宿泊施設の企画、運営会社。高級感のあるカプセルホテル「ファーストキャビン」を直営、フランチャイズ(FC)で展開、19年末で全国26店舗を運営していた。インバウンドやサラリーマンの利用などで17年3月期は15億7900万円を計上していた。

 しかし、高級感のあるカプセルホテルには参入が相次ぎ、競争が激しくなっていたほか新型コロナウイルスの影響で利用客が激減。4月初めからは倶知安を含む全国17施設を休業していたが、営業再開の見通しが立たない上に資金繰りのめども付かなくなり、破産手続き開始の申し立てを余儀なくされた。関係会社4社も同様の措置となり、全5社の負債総額は約37億円。

 倶知安町の国道5号線沿いには、大和ハウス工業(本社・大阪市北区)がFC展開する「ファーストキャビンニセコ・ぽんの湯」がある。18年11月に旧「DCMホーマック倶知安店」の建物を改装してオープンしたが、こちらも4月初めから休業中。ファーストキャビンの自己破産申請とは直接関係しないため、閉鎖か継続かは大和ハウス工業の意向次第だが、倶知安ニセコ地域も観光客が激減しており「ファーストキャピンニセコ・ぽんの湯」はオープンから1年半で閉鎖の危機に直面している。


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