今年4月初めから休業していた虻田郡倶知安町にある高級カプセルホテル旧「ファーストキャビンニセコ・ぽんの湯」が、11月21日(土)に「トリフィートホテル&ポッドニセコ・ぽんの湯」として再スタートする。(写真は、営業していた頃の「ファーストキャビンニセコ・ぽんの湯」)

 倶知安町の国道5号線沿いあった旧「ファーストキャビンニセコ・ぽんの湯」は、大和ハウス工業(本社・大阪市北区)が18年11月、旧「DCMホーマック倶知安店」の建物を改装してオープンさせたホテル。運営は、ファーストキャビン(本社・東京都千代田区)のFC(フランチャイズ)会社だったが、ファーストキャピンが4月24日に自己破産したため、FC会社も「ぽんの湯」の営業を停止した。

 それからおよそ半年、全国で22のホテルを運営するABアコモ(本社・東京都千代田区)が大和ハウスから運営を受託、「トリフィートホテル&ポッドニセコ・ぽんの湯」として営業を再開することになった。

 ABアコモの阿部裕二社長は北海道出身で北海道への思い入れは強い。全国22ホテルのうち北海道では、「ラ・ジェント・プラザ函館北斗」(北斗市)、「ラ・ジェント・ステイ函館駅前」(函館市)、「ラ・ジェント・ステイ札幌大通」(札幌市)、「ザ・ノット札幌」(同)、「ホテル・トリフィート小樽運河」(小樽市)の5施設を運営しており、大和ハウスとの繋がりも強い。新札幌地区の再開発で誕生する大和ハウス系ホテルの運営も同社が手掛ける見通し。

 倶知安では、北海道新幹線の札幌延伸に伴うトンネル工事や高規格道路の倶知安延伸に伴う建設工事が進んでおり、こうした工事関係者の宿泊需要が根強い。



28人の方がこの記事に「いいんでない!」と言っています。