石狩市新港南2丁目に「スーパーホテル石狩」(仮称)の外観が見えてきた。当初の計画では2019年11月オープンだったが、着工が遅れ本格開業時期は20年3月ころになりそう。(写真は、外観が見えてきた仮称 「スーパーホテル石狩」)
建設場所は、国道337号線と国道231号線が交わるジャンクションに近く、複合型場外発券場「サテライト石狩」やパチンコ・パチスロの「ダイナム石狩店」、「フィッシング新港」と同じ道路沿い。付近には建物が少なくホテルの建物は遠くからも目に付く。ホテルの前の広大な空き地には、イオン北海道(本社・札幌市白石区)が一部の敷地を使ってデリカ商品や精肉商品などのパック詰めを行う「石狩プロセスセンター」の建設を計画している。
建築主は、大阪府堺市のフジウェルで、石狩開発(本社・石狩市)から取得した敷地面積約1063坪(3510・03㎡)のうち約148坪(490・34㎡)を利用した鉄骨造の地上6階建て。予定では客室数106室、延べ床面積は約696坪(2297・43㎡)、高さは20・267mとなっている。設計、監理はスーパーホテルの建設を多く手掛けている楽総合設計(大津市)。
近くには操業社数650社、就業者数2万人の道内最大級の工業団地「石狩湾新港地域」があり、ビジネス需要が見込めるほか、石狩湾新港樽川埠頭近くで毎年8月に行われている野外ロックフェスティバル「ライジングサン」の来場者需要も出てきそう。
「スーパーホテル」は、道内では旭川、札幌、函館、北見、帯広に各1棟、釧路に2棟の合計7棟を展開。石狩は8棟目でさらに札幌市中央区北4条西12丁目の繊維製品卸の丸金浅野商事(本社・札幌市中央区)旧本社跡地にも建設中。