新千歳空港でハイクラスホテルの建設が進んでいる。海外富裕層をターゲットにした空港併設の高級ホテルで開業は2020年1月。新千歳空港では国際線ターミナルビルの再整備も進められており、20年3月にはホテルをはじめ施設が一新、新しい国際線の顔が誕生する。(写真は、建設が急ピッチで進んでいる「ポルトムインターナショナル北海道」=中央の高い棟)

 ハイクラスホテルの名称は、『ポルトムインターナショナル北海道』。ポルトムとはラテン語で「すべての人のための港」を意味するポルトゥス・オムニブスをアレンジしたもので、世界に開かれた空の港にあるホテルを表している。
 国際線ターミナルビルとの一体型で2階が到着ロビー、3階が出発ロビーで4階から8階がホテル。メインフロアの4階にはフロントやレストラン、カフェ、茶室、スパのほか宿泊者専用の温浴施設、ジム、美術品が鑑賞できるギャラリーやサロンも設置する。

 客室は5~6階がスタンダードフロア、7~8階がスイートフロア。全171室で、スーペリアルーム(43㎡)108室、ジュニアスイート(63㎡)52室、ポルトムスイート(63㎡)8室、スイート(130㎡)2室、アッパークラススイート(250㎡)1室という構成。ホテル全体の意匠は「和のアート」。ロビーや客室だけでなく料理や各種ツール、サービスまで日本文化を体感できるアートホテルを目指す。

 建築主は、新千歳空港ターミナルビルディング(本社・千歳市)でホテル事業費は160億円。延べ床面積は約6324坪(2万872㎡)、高さは41・38m。設計は、JAC・梓・山下・えんれいしゃの設計業務共同企業体、施工は大林・戸田・萩原・伊藤・田中・菱中の特定建設工事共同企業体。運営は、新千歳空港ターミナルビルディングのグループ会社で国内線ターミルに併設しているエアターミナルホテルやマウレ山荘などを運営している碧雲堂ホテル&リゾート(本社・千歳市)が行う。なお、宿泊予約は19年7月1日から始まる予定。

 北海道では、20年から新千歳空港や旭川空港、帯広空港など道内7空港の一括民営化がスタートする。これに合わせて『ポルトムインターナショナル北海道』をはじめ新千歳空港の国際線ターミナルの増強再整備も完了することから、北海道の空の玄関口は文字通り世界のすべての人の港に大変貌を遂げることになりそう。


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